アフィリエイトリンクの仕組み|クリックから成果が記録されるまでと、知らないドメインを経由する理由
ブログのリンクをクリックすると、公式サイトが開く前に見慣れないドメインが一瞬表示されることがあります。これはアフィリエイトの「計測」の仕組みによるものです。ここでは、クリックしてから成果が記録され、報酬になるまでの流れを、読者側・ブログを書く側の両方の目線で整理します。
アフィリエイトに登場する4者
アフィリエイトには、次の4者が関わっています。
- 広告主:商品やサービスを売りたい会社。広告費を払います
- ASP:広告主とブログをつなぐ仲介会社。A8.net、もしもアフィリエイト、afb、アクセストレード、バリューコマースなどがあります
- アフィリエイター:ブログやサイトで商品を紹介する人。ASPに登録して広告リンクを受け取ります
- 読者:ブログを読んで、リンクから商品を申し込む人
読者がブログのリンクから申し込むと、広告主がASPに広告費を払い、ASPがその一部をアフィリエイターに報酬として支払います。報酬は広告主が出す広告費から払われるので、読者が払う金額は、ふつうリンクを経由しても変わりません。
この仕組みが成り立つには、「どのブログのリンクから来た読者が申し込んだのか」を正確に記録する必要があります。知らないドメインを経由するのは、この記録のためです。
リンクをクリックしてから公式サイトが開くまで
ブログのアフィリエイトリンクをクリックすると、裏側では次の順に移動しています。多くの場合、1秒もかかりません。
- ASPのクリック計測ドメインを通る:リンクのURLは、px.a8.net や af.moshimo.com のようなASPのドメインから始まります。ここで「どのブログの、どの広告リンクがクリックされたか」が記録されます
- 広告主側の計測ドメインを通る(ある場合だけ):広告主が自社でも計測をしている場合、dep.tc や ebis.ne.jp のようなドメインをもう1つ経由します
- 広告主の公式サイトが開く
アドレスバーに一瞬だけ知らないドメインが見えるのは、1や2を通っているときです。ドメインごとの正体は中継ドメインの一覧にまとめています。
広告主側でも計測ドメインを挟む理由
ASPが記録しているのに、広告主が別の計測を挟むのには理由があります。
- 複数のASPをまとめて管理したい:多くの広告主は、同じ商品を何社ものASPに出しています。ASPごとに管理画面を見るのは手間なので、1つのタグでまとめて数える「ワンタグツール」を使います(例:dep.tc)
- アフィリエイト以外の広告と比べたい:検索広告やSNS広告も含めて、どの広告から申し込みが来たかを測る「広告効果測定ツール」を使います(例:ebis.ne.jp)
- 広告の運用を代理店に任せている:代理店のシステムを経由させて、大手ASPに広告を出している場合があります(例:csolution.jp)
どれも、最後に広告主の公式サイトへ読者を送るための仕組みです。
申し込みが「成果」として記録されるまで
クリックの記録だけでは報酬になりません。申し込みまでの流れは、次のようになっています。
1. クリックしたときに「目印」が残る
ASPは、クリックした読者のブラウザに「このブログのこの広告から来た」という目印を残します。代表的なのはCookie(クッキー:サイトがブラウザに保存する小さなデータ)です。広告主側のURLに目印の情報を付けて引き継ぐ方法もあります。
2. 申込完了ページで「成果タグ」が働く
読者が公式サイトで申し込みを終えると、申込完了ページに入っている成果タグ(計測用のコード)が動いて、ASPに「申し込みがあった」と知らせます。
3. 目印と照らし合わせて、どのブログの成果かを決める
ASPは、成果タグの知らせと、1で残した目印を照らし合わせて、どのブログのリンクから来た申し込みかを決めます。この時点で、ASPの管理画面には成果が「発生」と表示されます。
4. 広告主が確認して「承認」すると報酬が確定する
発生した成果は、広告主が条件を満たしているかを確認してから承認(確定)されます。いたずらの申し込み、条件に合わない申し込み、キャンセルなどは否認になり、報酬は付きません。確認には数日から数か月かかることがあり、承認された報酬が、ASPの支払いサイクルでアフィリエイターに振り込まれます。
成果が記録されないことがあるケース
ブログを書く側が知っておきたいのは、クリックされても成果につながらない場合があることです。
- 目印の有効期限が切れた:Cookieなどの目印には有効期限があり、期限を過ぎてから申し込むと記録されません。期限は案件ごとに決まっています
- ブラウザが目印を制限した:Safariなどのブラウザは、サイトをまたぐ追跡を制限する機能(ITP)を持っています。ASPや広告主は対策を進めていて、ASPの管理画面に「ITP対応」と表示される案件もあります
- 計測を止める拡張機能を使っていた:広告ブロッカーなどで計測のドメインが止められると、記録されないことがあります
- あとから別のブログのリンクを踏んだ:一般的には、最後にクリックしたリンクの成果になる仕組みが多く採用されています。複数のASPのリンクを踏んだ場合、成果を1件にまとめる広告主もいます(例:adcent.jp)
読者にとって危険はないのか
アフィリエイトリンクの経由そのものは、ふつうの広告の仕組みです。経由したあとに目的の公式サイトが開けば、通常の動きです。
次のような場合は注意してください。
- 目的と違う、見覚えのないサイトが開いた
- 「ウイルスに感染しています」のような警告が出て、アプリのインストールや電話を求められた
- カード番号やパスワードの入力を、公式サイトではないページで求められた
申し込む前に、アドレスバーのドメインが公式サイトのものかを確認する習慣をつけると安心です。
よくある質問
アフィリエイトリンクから申し込むと、値段が高くなりますか?
ふつうは変わりません。報酬は広告主が払う広告費から出ているため、読者が支払う金額に上乗せされる仕組みではありません。
リンクをクリックしたのに、公式サイトが開きません
広告がすでに終了している場合、ASPの案内ページやエラー画面が表示されることがあります。時間をおいても開かない場合は、公式サイトを直接開いてください。ブログを書く側は、ASPの管理画面で広告が終了していないか確認してください。
自分で自分のリンクから申し込んでも報酬になりますか?
案件によります。自分の申し込みを報酬にできるのは、本人申込(セルフバック)に対応した案件だけです。対応していない案件で自分で申し込むと、否認されるだけでなく規約違反になることがあります。詳しくはセルフバックのガイドをご覧ください。
※ 記事内の件数・割合は、当サイトが各ASPの管理画面で確認できた範囲の実測値です。 ASPの公称値や全取扱数とは異なります。案件の条件は予告なく変更されることがあるため、 最終的な内容は必ず各ASPの公式情報でご確認ください。